介護職員の離職16・5% 全産業平均上回る

介護職員 厚生労働省所管の公益財団法人「介護労働安定センター」は5日、2014年10月からの1年間に全国の介護職員の16.5%が仕事を辞めたとの調査結果を発表した。離職率は前年から横ばいで、ここ数年は16〜17%台で推移。全産業平均の15.5%(14年)を上回っている。

 調査は15年10月に実施し、9005事業所と介護職員2万1848人から回答を得た。

 介護職員の状況について事業所に尋ねたところ、「大いに不足」「不足」「やや不足」の合計が61.3%と前年よりも2ポイント増えた。理由は「採用が困難」が70.8%と最も高く、人材確保が喫緊の課題になっている。

 介護職員に悩みや不安を聞いた質問(複数回答)では「人手が足りない」(50.9%)、「仕事内容の割に賃金が低い」(42.3%)が多かった。

 施設長を除く職員の15年度の平均賃金(月給)は21万7753円で、前年度から2676円上がった。(共同通信)

2016-08-08 | カテゴリー : 新着情報 | 投稿者 : lifeatwork